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現代に蔓延する「シニシズム」って何?

生きづらさを感じている人「うーん・・・世の中どんどん便利になっていくし、できることもどんどん増えていく。それなのにこの息苦しさはどこから来るんだろう。。。?」

皆さんもこういった世の生きづらさ、

常に何かに気を付けなければいけないという息苦しさを

感じたことがあるのではないでしょうか?

さらに今現在にフォーカスするのであれば、

この息苦しさを少しずつ大きくしているものに「炎上」

あるのではないでしょうか?

今回はこの「炎上」と関わりがある現代人の主義の一つ、

「シニシズム」について説明したいと思います。

・シニシズムって何?

シニシズムとは

「様々な物事や行動を馬鹿にしてみる態度」のことです。

何かに打ち込んでいる人を見れば、

「無駄なことを必死にやって馬鹿だなあ」とか、

タピオカが流行れば、

「あんなものおいしくないし前からあった」とか、

何かいいことをした芸能人がいれば

「偽善者だ」など、

とにかく斜に構えては何事も嘲笑う態度をとる人たちのことです。

・なぜ今シニシズム?

シニシズムの蔓延の原因に、「情報化社会」があると

言われています。

情報量が爆発的に多くなり、

個人で情報を発信できるこの時代、

情報の信憑性が重要になりました。

さらに業界の裏事情、一部の人が独占していた利益などが

次々と暴露されていきました。

大量の情報やひた隠しにされていた汚い利益の源泉など、

このなかで人は「何を信じればいいのか・・・」と悩みます。

そこで、人々は物事の裏の目的を探るようになり、

「この情報はどんな人がどんな意図で発信しているのか?」

「この人はどんな目的で行動しているのか?」

これを知ることにより、情報の信憑性を測っていると

言われています。

・シニシズムって悪くない?

ここまで聞くとシニシズムは悪くないように思えます。

しかし、この考えは「自分は物事の本質を見ている」

人を傲慢にさせてしまいます。

近年のSNSでは自らがすべてを知っているかのように他人を

誹謗中傷する人達をみたことがあるのではないでしょうか?

また、常に人を嘲笑する態度をとっているため、

何かいいことをしている人や頑張っている人が

少しでも波風を立てれば、「やっぱりコイツは汚い奴だ」と

決めつけ、たちまち大小さまざまな「炎上」を起こすのです。

ご覧いただきありがとうございました。

次回は「シニシズムを生業とするメディアの皮肉」を

執筆予定です。

見て頂ければ嬉しいです。

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